Column

コラム

  1. HOME
  2. コラム
  3. 【お家の性能が一目でわかる】省エネ性能ラベルの見方を知って、快適な住まいを探そう!

2024.08.27(火)

【お家の性能が一目でわかる】省エネ性能ラベルの見方を知って、快適な住まいを探そう!

    

 

2024年4月にスタートした、建築物の省エネ性能表示制度。 分譲一戸建てや分譲マンション、賃貸住宅などを販売・賃貸する際に、事業者が広告等において省エネ性能などをわかりやすく示した「省エネ性能ラベル」を表示することが義務化(努力義務)されました。 住宅の購入を検討する際に、必ずチェックしておきたいのが断熱性や省エネ性といった性能面。それらの比較検討に役立つのが、「省エネ性能ラベル」です。 この記事では、制度の内容や住まいづくりを検討されている方にとってのメリットなどについて、わかりやすくご紹介します。

 

 

 

  1. 省エネ性能ラベルって何?
    1. 導入の背景
    2. 省エネ性能表示制度とは?
  2. 省エネ性能ラベルでわかること
  3. 省エネ性能ラベルを確認するメリット
  4. 省エネ性能ラベルを確認して、自分に合ったお家を見つけよう

 

 

 

 

 

 

近年、地球温暖化による気候変動が深刻化する中、温室効果ガスの排出を減らすことが世界的な課題となっています。また、建築物からのCO2排出は、全体の約1/3を占めており、省エネルギー化が急務とされています。 このような状況を踏まえ、国土交通省は2050年カーボンニュートラルの実現を目指す一環で、建築物の販売・賃貸時に省エネ性能を表示する制度を導入しました。 この制度により、建築物のエネルギー効率が可視化され、消費者が省エネ性能の高い建物を選択できるようになることで、建築分野からのCO2排出削減に貢献することが期待されています。

 

 

●カーボンニュートラルとは

省エネ設備や再生可能エネルギーの利用拡大によって、二酸化炭素などの温室効果ガス量を増やさない状態のことです。
住宅の省エネ性能を向上させることは、温室効果ガスの排出量の削減に繋がることから、地球温暖化の防止が期待されます。

 

 

 

 

省エネ性能表示制度とは、建築物の販売・賃貸事業者が、建築物の省エネ性能を広告などに分かりやすく表示する制度です。具体的には、建築物のエネルギー消費量などを星の数や数値で表示する「省エネ性能ラベル」を発行し、これを活用します。


この制度により、消費者は、住宅を購入する際に、省エネ性能をひと目で比較することが可能となりました。省エネ性能の高い住宅・建築物への関心が高まることで結果として、住宅・建築物全体の省エネ化が進むことが期待されています。


省エネ性能表示制度においては、

  1. 省エネ性能ラベル
  2. エネルギー消費性能の評価書  をセットで発行します。

発行方法については、販売・賃貸事業者が自ら発行する「自己評価」と、販売・賃貸事業者が評価機関 に申し込んで発行してもらう「第三者評価」の2種類があります。 自己評価とは、販売・賃貸事業者が自ら、国が指定する WEB プログラム、もしくは仕様基準に沿って、建築物の省エネ性能の評価を行うことを指します。


第三者の評価機関「BELS(ベルス)」に依頼し、建築物の省エネ性能を評価することを指します。ここから発行されたラベルや評価書についてはBELS マークが表示されます。

 

↑[ 目次 ]へ戻る


 

 

省エネ設備や再生可能エネルギーの利用拡大によって、二酸化炭素などの温室効果ガス量を増やさない状態のことです。
住宅の省エネ性能を向上させることは、温室効果ガスの排出量の削減に繋がることから、地球温暖化の防止が期待されます。

参考:国土交通省資料

 

 

1.エネルギー消費性能

建築物で使われている設備機器の消費エネルギー(エアコンや給湯、照明などを含む)を、国が定める省エネ基準からどの程度削減できているかを見る指標です。星の数が多いほどエネルギー消費量が少なく、省エネ性能が高いことを示します。
再エネ設備のない住宅の場合は「30% 以上の削減率」を上限とした 5 段階評価です。再エネ設備がある 住宅の場合は「50% 以上の削減率」を上限とした 7 段階評価になります。
 

 

2.断熱性能

「建物からの熱の逃げにくさ」と「建物への日射熱の入りやすさ」の 2 点から建物の断熱性能を見る指標です。数字が大きいほど断熱性能が高いことを示します。

 

 

3.目安光熱費

 建物を1年間使用した場合の、およその光熱費が表示されます。住宅の省エネ性能に基づき算出された電気・ガス等の年間消費量に、全国統一の燃料等の単価を掛け合わせて算出した 1 年間の光熱費を目安として示しています。
※ 実際の光熱費は、居住者のライフスタイルや気候条件などによって変動します。

 

 

 

4.ZEH水準

 建物がZEH水準を達成しているかどうかを示します。エネルギー消費性能が星3つ、かつ断熱性能が5以上の場合に達成となり、達成している物件には「ZEH水準」の箇所にチェックマークがつきます。

 

5.ネット・ゼロ・エネルギー(ZEH)

第三者機関による評価(BELS)を受けた場合にのみ、表示される項目です。ZEH水準のチェックマークに加えて太陽光発電の売電分も含めた年間のエネルギー収支がゼロ以下を達成すると、チェックマークがつきます。

▶︎ZEH住宅についてはこちら

 

 

6.自己評価・第三者評価

省エネ性能の評価が、建築主などによって行われた自己評価か、第三者機関による第三者評価かが表示されます。

 

7.再エネ設備の有無

再エネ設備(太陽光発電・太陽熱利用・バイオマス発電等)の有無が記載されます。

 

8.建物名称

ラベルが付けられている建物の名称が記載され、必要に応じて棟名や部屋番号も掲載します。

 

↑[ 目次 ]へ戻る


 

 

省エネ設備や再生可能エネルギーの利用拡大によって、二酸化炭素などの温室効果ガス量を増やさない状態のことです。
住宅の省エネ性能を向上させることは、温室効果ガスの排出量の削減に繋がることから、地球温暖化の防止が期待されます。

 

★省エネ性能を一目で比較できる!

星の数や数字で視覚的に省エネ性能の高低が分かるため、複数の物件を比較検討する際に非常に役立ちます。各物件のパンフレットや詳細資料を読み込む手間が省け、効率的に情報収集ができます。

 

★ 光熱費を抑えながら、快適に暮らせる住まいの実現に役立つ!

住まいの快適さや光熱費の節約度は、住宅の持つ性能に支えられています。省エネ性能ラベルを活用することで簡単かつ安心して住宅の比較検討ができ、自分達の希望に沿った住まいづくりの実現に役立ちます。

 

★資産価値を向上できる!

省エネ性能が高い住宅は、将来的な売却時において、購入希望者から高い評価を得やすい傾向にあります。
住宅の性能を高めることは建物の劣化リスクの軽減にも寄与するため、将来的な不動産価値の安定化に繋がります。

 

★環境への貢献度が高い!

省エネ性能の高い住宅の購入やリフォームに対して、国や自治体から補助金や優遇制度が利用できる場合があります。初期費用を抑えられればより多くの選択肢から住宅を選ぶことができます

 

★補助金・優遇制度の利用に繋がる!

省エネ性能の高い住宅の購入やリフォームに対して、国や自治体から補助金や優遇制度が利用できる場合があります。初期費用を抑えられればより多くの選択肢から住宅を選ぶことができます。

▶︎【ZEH水準の住宅購入にお役立ち】子育てエコホーム支援事業についてはこちら

 

 

↑[ 目次 ]へ戻る


 

 

お家の省エネ性能や断熱性能が分かりやすくまとめられている省エネ性能ラベル。
安心して快適に住み続けられる住まいを叶えるために、これから住宅購入を検討される方は、ぜひ注目してみてくださいね。