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2024.09.05(木)

【BELSについて】省エネ性能住宅について知る

前回のコラムでは、省エネ性能ラベルについて詳しくご紹介しました。

 

▼前回のコラムはこちら!
【お家の性能が一目でわかる】省エネ性能ラベルの見方を知って、快適な住まいを探そう!

 

ご紹介した内容の中でBELSというキーワードが何度かでてきましたが、みなさんはBELSとはどういうものなのか存知でしょうか?今回は、省エネ住宅を調べる上でよく見かけるBELSについてご説明します!

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目次

  1. BELSとは
  2. BELSを取得するメリット
  3. 2024年4⽉から新しいBELS制度に
  4. おまけのコラム.BELSとZEHの違いは?

 


BELSとは

 

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)は、建物の省エネ性能を第三者評価機関が評価し、示すもので、家電製品でいうと「省エネラベル」のようなものです。
家電製品に貼られている省エネラベルは、製品の消費電力量がどれくらい省エネなのか、星の数や数値で表示されていますが、BELSもこれと似ていて、建物全体のエネルギー消費量を評価し、6段階の星の数で表示します。星の数が多いほど、省エネ性能が高い建物ということになります。

BELS(ベルス)とはBuilding Energy Labelling System の略称です。

BELSの目的

●エネルギー評価
建物のエネルギー消費量や効率を評価し、省エネ性能を星の数で表示、数値化することによりエネルギー使用の見える化を行います。

●ラベリング
評価結果に基づき、建物に対してエネルギー性能ラベルが付与されます。これにより、消費者やテナントはエネルギー効率の良い物件を選びやすくなります。

住宅を含む建築物の省エネ性能をを分かりやすく視覚化したものがBELSです。
不動産市場におけるエネルギー効率の情報を提供することで、消費者がエネルギー効率の高い建物を選ぶ助けとなり、省エネルギーの促進や環境への配慮を図るために導入されました。

 

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BELSを取得するメリット

 

◎第三者機関が評価する国が定めた基準なので、判断基準が統一されており、住宅の省エネ率を客観的に証明できる

BELSは一般社団法人住宅性能評価・表示協会が運用しています。
ハウスメーカーや工務店などが行っている独自評価と違い、BELSは各会社の基準ではなく、第三者機関による評価のため客観性に優れています。

ZEH支援事業の補助金申請に活用できる

省エネ住宅であるZEHには、ZEH支援事業(補助金制度)が用意されていることがありますが、このような制度を利用するにはBELSなどの第三者機関の認定が必要な場合があります。BELSを取得していることで、このZEH支援事業の補助金を申請する際の提出書類として使うことができます。

◎売却する際にも価値を落とさずに価格設定できる

第三者機関が評価している住宅の資産価値は高いと評価され、売却する際にも価値を落とさずに価格設定することができます。

 

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2024年4⽉から、新しいBELS制度になりました

 

BELSは、2014年4月に一般社団法人住宅性能評価・表示協会によって開始されましたが、2050年カーボンニュートラルに向けて2024年4月に、建築物の省エネ性能表示制度の告示が改正・施行されました。それに合わせてBELS制度も審査対象や対象範囲などが変更され、省エネ性能がより分かりやすく伝えられるようになりました。

 

※2050年カーボンニュートラル……2050年までに日本国内における温室効果ガスの排出量を全体で実質ゼロにすることを目指すことです。人間の活動によって増加した温室効果ガスを削減し、地球全体の気温上昇など気候変動を抑制することで、持続可能な地球環境を守ることがカーボンニュートラルの目的です。

 

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おまけのコラム:BELSとZEHの違いは?

 

以前のコラムでZEHについてご説明しました。ZEHも今回ご説明したBELSもどちらも住宅の省エネに関する言葉ですが、この2つは目的や焦点が異なります。
ここで改めておさらいしておきましょう。

●BELS
BELSは、建物の省エネ性能を評価する制度です。家電製品の省エネラベルと同様に、建物の省エネ性能を客観的に比較することができます。
BELSの高い住宅を選ぶことで、光熱費の削減や環境への貢献につながります。

●ZEH
太陽光発電などでつくるエネルギーと、住まいのために使うエネルギーのバランスを取り、年間の消費エネルギーを実質的にゼロにすることを目指した住宅のことです。
環境にも家計にも優しい、これからの住宅のスタンダードになりつつある住宅です。

つまり、BELSは性能を評価する「制度」のことで、ZEHは特定の省エネ基準をクリアした「住宅」のことを指しています。

 

▼ZEHや補助金について詳しく知りたい方はこちら
ZEH住宅とは?メリットや補助金の内容をご紹介!
【家計と地球にエコ】補助金で夢のマイホームをもっとお得に!

 


ここまで省エネ住宅について、コラムで何度かご説明してきました。 近年、地球温暖化が深刻化する中、省エネ住宅への注目が高まっており2025年には「新築する全建築物に省エネ基準への適合を義務化」が決まっています。

※新築する全建築物に省エネ基準への適合を義務化…2022年6月に公布された「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」に基づいており、建築物省エネ法が改正されたことが理由です。

 

 

これから家を建てる方、またはリフォームをお考えの方へ。

 

省エネ住宅は、初期費用がかかるというイメージを持っている方もいるかもしれません。
確かに、高性能な設備を導入する場合、初期費用は高くなることがあります。しかし、長期的な視点で見ると、光熱費の削減によって、初期費用を回収できるケースがほとんどです。また、国や自治体の補助金制度を活用することで、経済的な負担を軽減することも可能です。

近い将来、省エネ住宅が当たり前となる社会が到来することは間違いありません。
省エネ住宅は、快適な暮らしと地球環境の両立を実現するための、今最も注目されている住宅のカタチです。
これから家を建てる方、リフォームをお考えの方は、ぜひ省エネ住宅を検討してみてください。

ワウハウスはZEHビルダーの登録事業者として、省エネ住宅の普及に積極的に取り組んでいます。 省エネ住宅をご検討のお客様に、ご自身のライフスタイルや予算に合った最適なプランを見つけることが可能です。まずはお気軽にスタッフにご相談ください。