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コラム
2024.06.21(金)
ZEH住宅とは?メリットや補助金の内容をご紹介!
ZEHとは
ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で意味は、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」となります。エネルギー収支をゼロ以下とは、具体的に以下の2点のことを言います。
- 使用するエネルギーを減らすこと…外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現する
- エネルギーを創ること…太陽光発電など、再生可能エネルギーを導入する
この2点を実現することで使用するエネルギーと創るエネルギーのバランスを取り、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅がZEHと呼ばれます。
ZEHは家計にも健康にもやさしい
環境に配慮されたZEHですが、環境だけでなく住む人にもさまざまなメリットがあります。
①光熱費などが安くなる
ZEHは家自体に省エネ性能が高いので、通常の住宅よりも光熱費などのランニングコストがかなり抑えられます。
②1年中快適に過ごせる
断熱性能が高い家なので、暑い夏でも寒い冬でも、1年中快適に家の中で過ごすことができます。
③災害時に電力確保ができる
再生可能エネルギーを導入しているので、自宅にある太陽光発電のシステムなどを、災害などの非常時に使用することができます。
ZEHを建てるなら補助金が活用できます
新築でZEH住宅を建てる際、「子育てエコホーム支援事業」などの国の補助金を利用することができます。
※原則として補助対象が重複する国の他の補助制度との併用はできません。
子育てエコホーム支援事業とは
エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して補助金で支援する事業です。
■補助対象
子育て世帯または若者夫婦世帯が注文住宅の新築、新築分譲住宅の購入取得する場合に限ります。
■補助額(補助上限)
長期優良住宅:1住戸につき100万円
ZEH水準住宅:1住戸につき80万円
なお、「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域をいう。)」に該当する区域に立地している住宅については原則、補助額を40万円/戸となっています。ただし、立地上の制約から、従前の土地で既存住宅を建替えを行う場合はこの限りではありません。
■交付申請期間
2024年4月2日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)
※締切は予算の執行状況に応じて公表します。交付申請の予約を行っている場合、当該予約期限または2024年12月31日のいずれか早い日まで交付申請が可能です。
このほかにもZEHの普及促進を目的とし、政府はさまざまな補助金事業や支援制度を用意しています。
詳細は当社スタッフへお問い合わせください。